ラグビー強国の悲哀

ストラテジストのいまを読み解くブログ | 2019/9/11 | 重見 吉徳

いよいよ9月20日から、ラグビーのワールドカップが日本で開催されます。

そんな中、「ラグビー強国」は、苦境に立たされています。

まず、「ラグビー最強国」と呼ばれるニュージーランドは、やはりラグビー強国のオーストラリアと共に、政策金利が史上最低の水準です。

出所:米連邦準備制度理事会(FRB)、オーストラリア準備銀行、ニュージーランド準備銀行、Bloomberg Finance L.P.、J.P. Morgan Asset Management
データは2019年9月9日時点で取得可能な最新のものを掲載。



次に、南アフリカは、直近の失業率が29%と、データが取れる世界金融危機以降で見ると、最高水準です。

同国は、公益企業などの支援で財政が悪化しており、Bloombergの報道(8月6日付)によれば、南アフリカ最大のビジネス・ロビー団体であるBusiness Unity South Africaは、政府がこの問題に正面から向き合わなければ、IMFによる支援が必要になる可能性があると警告をしています。

出所:南アフリカ統計局、Bloomberg Finance L.P.、J.P. Morgan Asset Management
データは2019年9月9日時点で取得可能な最新のものを掲載。



さらに、イギリスとアイルランド、ここは4チームに分かれますが(→イングランド、ウェールズ、スコットランド、そして、アイルランドと北アイルランドはひとつのチーム)、決勝は11月2日、現在のEU離脱期限は10月31日、今月9日に成立した法律に基づいてボリス・ジョンソン首相がEUに離脱延長の申請を義務付けられている期限が10月19日です。

出所:Bloomberg Finance L.P.、J.P. Morgan Asset Management
データは2019年9月9日時点で取得可能な最新のものを掲載。



そして、アルゼンチン。ペソ・円は5年前から85%も下落しています。日本にやってくるのも大変なはずです。

出所:Bloomberg Finance L.P.、J.P. Morgan Asset Management
データは2019年9月9日時点で取得可能な最新のものを掲載。



そうした政治や経済の情勢を思い浮かべつつ、奮闘する選手たちを応援するのも興味深いかもしれません。